アメのやり口は分かりにくい - <テロ指定解除>結論急いだ米国 政権任期あと半年
2008年 06月 27日
現在の核危機の発端は、02年10月にケリー国務次官補(当時)が北朝鮮に突きつけた「ウラン濃縮活動を秘密裏に行っていた」という疑惑だった。このウラン濃縮による核開発疑惑は申告では「別文書」扱いされ、事実上、先送りされた形だ。この「着地点」が、強硬路線と柔軟路線に揺れて一貫性を欠いたブッシュ政権の対北朝鮮政策を象徴する。まあもともとテロ支援国家指定解除には議会の同意が必要な時点でとてもすんなり通るとは思えなかったのだが、さらにここにきて「たとえ指定解除されても制裁はお代りだ」なんてネタがふられているようだ。どういう落ちがつくことになるのやら。
しかし、昨今のごたごたを見ていると、この件に関して日本が取るべきだった最も理性的な対応は「費用は全額負担するからあいつらを焼いちまえ」だったような。人質を取られていることを考えるとハードルがちょっと高いが。
by trailmen
| 2008-06-27 12:38
| 時事