コーラン冒涜誤報事件 - 050517
2005年 05月 17日
ニューズウィーク、コーラン冒とく記事を取り消し
前日、同誌はこの記事が誤報だったと謝罪。マーク・ホイテカー編集長は声明を発表し、「現時点で分かっていることに基づき、われわれは、内部調査官がグアンタナモ基地でのコーラン冒とくを突き止めたとする記事を取り消す」と述べた。
コーラン冒とく記事取り消し ニューズウィーク誌
記事をきっかけにアフガニスタンなどで起きた反米デモで死者を出す事態になり、ブッシュ政権が謝罪だけでは不十分として記事取り消しを求めていた。米メディアが時の政権の要求に応じる形で記事を取り消すのは異例。
誤報から反米デモ、「極めて不運で悲劇的」・アフガン外相
ロンドン滞在中のアブドラ・アフガニスタン外相は16日、イスラム教の聖典コーランに関する米誌ニューズウィークの記事をきっかけに、同国を中心に激しい反米デモが起きたことについて「極めて不運で悲劇的なこと。二度と起きてほしくない」と述べた。
<コーラン問題>米誌取り消しも反米感情根強く
アフガンの事情に詳しいパキスタン人ジャーナリストは「アフガン人は誇りが高く他者から支配されることを極端に嫌う。米軍進攻から3年半たっても米軍撤退のめどさえ立たず、人々の心にうっ積している不満が今回の報道をきっかけに爆発したのではないか」と指摘している。
by trailmen
| 2005-05-17 18:53
| 時事